【左の肩甲骨が痛い本当の原因】肩こりや四十肩だけでは説明できない「胸郭・呼吸・全身の連動」の問題とは

みなさん、こんにちは。
山梨県富士川町の氣功整体「吉原氣療院」の院長、吉原由行です。
「左の肩甲骨の内側がいつも痛い」
「マッサージを受けても数日で戻ってしまう」
「整形外科では異常なしと言われた」
そんなお悩みはありませんか?
吉原氣療院にも、
- 左の肩甲骨だけが痛い
- 左の肩甲骨の内側が重だるい
- 左の背中が張る
- 深呼吸をすると肩甲骨の周りが痛い
という症状で来院される方が数多くいらっしゃいます。
病院では、
- 肩こり
- 筋肉疲労
- 四十肩・五十肩
- 姿勢の悪さ
などと説明されることがあります。
もちろん、そのようなケースもあります。
しかし20年以上、
多くの患者さんを施術してきた経験から感じるのは、
左の肩甲骨の痛みは、
肩甲骨そのものに原因があることは
意外と少ないということです。
肩甲骨は「肩を動かす骨」ではありません
肩甲骨というと、
「肩を動かす骨」
と思われがちです。
しかし実際には、
肩甲骨は首・胸郭・肋骨・鎖骨・腕・骨盤
と連動して働いています。

つまり肩甲骨は、
体全体をつなぐ中継地点のような存在です。
だからこそ、
肩甲骨が痛いからといって、
肩甲骨だけを施術しても改善しない人が多いのです。
左肩甲骨の痛みは「胸郭」が関係していることが多い
私が施術で最も重視しているのが、
胸郭の動きです。
胸郭とは、
肋骨・胸骨・背骨でできている「呼吸の器」です。

呼吸をするたびに、
胸郭は前後・左右・上下へわずかに広がっています。
ところが、
デスクワークやスマートフォンの使用、
長時間の運転、
ストレスなどが続くと、
胸郭は少しずつ動きを失います。
胸郭が硬くなると、
肩甲骨は本来の軌道で動くことができません。
その結果、
肩甲骨の内側や周囲の筋肉に負担が集中し、
左の肩甲骨だけが痛いという状態が起こります。
呼吸が浅い人ほど肩甲骨は動かなくなる
呼吸は、酸素を取り込むためだけではありません。
呼吸によって胸郭が動き、
肩甲骨が動き、
背骨がしなやかに動きます。
ところが、
呼吸が浅くなると、
胸郭の動きは小さくなります。
すると、
肩甲骨の動きも制限され、
本来なら胸郭と肩甲骨で分散される負担が、
肩甲骨周囲の筋肉へ集中してしまいます。
実際に左肩甲骨が痛い方の多くは、
呼吸を確認すると
胸だけで浅く呼吸していることが少なくありません。
「左だけ痛い」のには理由があります
患者さんから、
「なぜ左だけなんですか?」
と聞かれることがあります。
左右差には様々な要因があります。
例えば、
- 左右の重心バランス
- 骨盤の傾き
- 肋骨の動きの左右差
- 首の回旋制限
- 利き手による体の使い方
などです。
さらに東洋医学では、
体の左右差や巡りの偏りも重要な情報として考えます。
私は施術の中で、
西洋医学的な身体構造だけでなく、
東洋医学が大切にしてきた「巡り」の考え方も
合わせて確認しています。
どちらか一方ではなく、
両方を見ることで、
初めて本当の原因が見えてくることが少なくありません。
肩甲骨は「結果」であって原因ではない
左肩甲骨が痛い方の体を詳しく診ると、
肩甲骨そのものよりも、
・胸郭
・首
・横隔膜
・骨盤
さらには重心の偏りまで影響していることがあります。
つまり、
肩甲骨は原因ではなく、
全身のバランスの乱れが現れた結果として
痛みが出ているのです。
だから私は、
痛い場所だけを施術することはほとんどありません。
マッサージで改善しない理由
マッサージを受けると、
一時的に楽になる。
でも数日すると戻る。
これは珍しいことではありません。
筋肉だけをほぐしても、
肩甲骨が動きにくくなった原因が残っていれば、
体はまた同じ使い方に戻ってしまいます。
胸郭が硬いまま。
呼吸が浅いまま。
重心が偏ったまま。
これでは根本的な改善は難しいでしょう。
実際の施術例
50代女性。
「左の肩甲骨の内側が半年以上痛い」
という症状で来院されました。
整形外科では異常なし。
湿布とリハビリを続けても改善しませんでした。
体を確認すると、
左胸郭の動きが著しく低下し、
首の回旋にも左右差があり、
呼吸も浅くなっていました。
そこで、
肩甲骨ではなく、
胸郭・横隔膜・首・骨盤を中心に全身を調律しました。
施術後には、
「肩甲骨ではなく体全体が軽い」
「深く息が吸える」という変化が現れ、
数回の施術で慢性的な痛みは大きく改善しました。
吉原氣療院のプラナ調律
吉原氣療院では、
左肩甲骨が痛い方でも、
痛い場所だけを施術することはありません。
確認するのは、
- 呼吸
- 胸郭
- 横隔膜
- 首
- 肩甲骨
- 骨盤
- 全身のバランス
- 東洋医学的な巡り
です。
西洋医学で体の構造や動きを確認し、
東洋医学で体全体の調和を見ながら、
氣功整体「プラナ調律」によって、
本来の動きと回復力を引き出していきます。
まとめ
左の肩甲骨が痛い原因は、
肩甲骨だけにあるとは限りません。
その背景には、
- 胸郭の硬さ
- 呼吸の浅さ
- 首や肋骨の動きの低下
- 骨盤や重心の偏り
- 全身のバランスの乱れ
- 東洋医学でいう巡りの偏り
などが複雑に関係していることがあります。
肩甲骨だけを揉んでも改善しない。
病院では異常なしと言われた。
そんな方は一度
「肩甲骨だけを見る」のではなく、
「体全体の連動を見る」という視点から、
ご自身の体を見直してみてください。
◎関連記事


